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日本脳炎ワクチン

ワクチン名 日本脳炎ワクチン
内容 日本脳炎
対象年齢 一期:6ヶ月~7歳6ヶ月までの間

二期:9歳~13歳までの間

接種回数 一期:3回

二期:1回

具体的には 一期 2回目 1回目接種後6日~28日の間隔が必要
3回目 1回目接種終了後、おおむね1年を経過した時期
二期   9歳から13歳までの間
接種方法 皮下
接種場所 医院

接種後に神経系の病気であるADEM(亜急性散在性脳脊髄炎)の重症例が起こったとして、2005年5月から積極的な推奨が差し控えられていますが、かかってしまうとたいへん重症になります。WHO(世界保健機関)では、日本脳炎は重大な感染症であり、ワクチン接種は必要とされています。

日本脳炎とは、日本からフィリピン、インドあたりまで、東南アジアで流行している病気です。蚊の血液の中にある日本脳炎ウイルスが、人の体の中に入って感染します。かかっても多くの人は症状が出ませんが、一部の人に脳炎が起こり、無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)になることもあり、けいれんや意識障害が起こります。

特例措置

以前使われていた日本脳炎ワクチンの接種後にADEM(アデム:亜急性散在性脳脊髄炎)の重症例がおこったとして接種が一時見合わせ(積極的推奨の差し控え)となりました。2011年5月20日から通常の定期接種の期間にかかわらず見合わせ期間中に接種しなかった回数分を定期接種として受けられるようになりました。

・1期で1回も受けていない人→1期分として3回、2期として1回、合計4回接種できます。
・1期で1回受けた人→1期分として2回、2期として1回、合計3回接種できます。
・1期で2回受けた人→1期分として1回、2期として1回、合計2回接種できます。

1995年(平成7年)6月1日生まれ~2007(平成19年)4月1日生まれの方は、特例措置が適用されます。20歳まではワクチンを受けられますので、日本脳炎ワクチンの接種回数を母子健康手帳で確認しておきましょう。

お勧めの受け方

ワクチンの予防効果などでかかる人は少なくなりましたが、かかってしまうとたいへん重症になります。多くの地域では標準年齢の3歳からになっています。豚が日本脳炎ウイルスにかかる率が高く、感染源となる養豚場が多く、そのため患者数も多い西日本では、6か月から接種した方がいいという意見もあります。地域にかかわらず、心配な方はかかりつけの小児科医と相談してください。

ワクチン接種のポイント

おたふくかぜワクチンやみずぼうそうワクチンと同時接種もできます。

ワクチンの効果と安全性

受けたところが少し赤くなるなどのことが10%くらいの人におこります。
過去に使用された古いタイプの日本脳炎ワクチンの接種後に神経系の病気である脳炎の一種のADEM(アデム:亜急性散在性脳脊髄炎)の重症例がおこったとして、2005年5月から積極的な推奨が差し控えられました。しかし、医学的に見るとワクチンが原因とは考えにくく、WHO(世界保健機関)でも、日本脳炎は重大なVPDであり、そのワクチンが原因という科学的な理由はなく、ワクチン接種は必要と言っています。現在使用できるものは新しい細胞培養ワクチンだけです。このワクチンの安全性も十分確認されています。

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MR(麻しん風しん混合)ワクチン

ワクチン名 MR(麻しん・風しん混合)ワクチン
内容 麻しん・風しん
対象年齢 第一期 1歳の間
第二期 小学校入学前年の4/1~3/31まで
接種回数 2回
接種方法 皮下
接種場所 医院

 

接種時期と接種回数

第1期:1歳代で1回接種できます。地域で流行しているときは、自費で生後6か月からでも受けられますので、かかりつけ医に相談してください。
第2期:小学校入学の前年(幼稚園や保育園の年長クラス)1年間に1回接種します。
万一、この1年間に接種しなかった場合は、定期接種の扱いとならず、接種費用も自己負担となりますので、できるだけ早く(遅くとも夏休み前までに)2回目を受けることが大切です。

特例処置の対象者でなくても、

①麻しんにかかったことのない方

②1回のみワクチンを接種している方

③風しんワクチンを受けていない男性

はMRワクチンを接種することをお勧めします。

お勧めの受け方

1歳になったらすぐ、できれば『1歳の誕生日』に受けるようにしましょう。
地域で大流行している時は生後6か月から任意接種で受けることもできます。この場合は、麻しん単独ワクチンでかまいません。大人でもかかるので、30代前半までで2回接種を受けてない人はぜひ接種しましょう。

ワクチン接種のポイント

最近の流行を受けて、2008年から5年間だけ、中学1年生と高校3年生に相当する年齢の者にも接種します。また、地域で流行している麻しんや風疹 が場合には、接種を1回しかしていない方は、費用は自己負担であっても2回目をお勧めします。生後6か月からでも任意で接種を受けることができます。この 場合は、麻しん単独ワクチンで大丈夫です。 大人でもかかるので、保護者も予防接種を受けていなかったり、抗体がなくなったりしている場合は、忘れずに接種しましょう。 接種後1週間くらいで熱が出る子が5-20%くらいいます。ふつうは1—2日でおさまるのであまり心配いりませんが、一応ご相談ください。 大人の方で、過去に麻しんか風しんどちらかにかかったと思っていても、できるだけMR(麻しん風しん混合)ワクチンで受けておきましょう。

麻しん(はしか)とは、麻しんウイルスによって起こる、大変重い病気で、伝染力も大変強い病気です。約10日の潜伏期の後で、まず熱と鼻水、せき、目やになどが出ます。発熱3─4日目から体に赤い発しんが出てきます。ふつうは高熱が7─10日続きます。ふつうのかぜの熱とは質がまったく違うので、その間は大変つらいものです。合併症も大変起こりやすい病気です。 重症になると 気管支炎、肺炎、脳炎などが約30%の人に起こり、肺炎や脳炎で亡くなる人も多数います。どの年齢でも重症になります。2001年の流行の時は、約30万人がかかり、80名前後が死亡したと推定されています。また、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる難病中の難病ともいわれる病気になることもあります。これは麻しんにかかって数年してから、知能の障害と けいれんが起こり、発病がわかります。残念ながら根本的な治療法はありません。

風しんとは、風しんウイルスによって起こる病気です。麻しん(はしか)ほどではありませんが伝染力も強く、症状の出ない人でも他の人にうつす可能性があります。約2−3週間の潜伏期の後に熱が出て、首のリンパ節が腫れます。また熱と同じ頃に体に赤い発しんが出てきます。発熱するのは3−4日間ですが、熱の出ない人もいて、多くの場合はかぜ程度の症状ですが、様々な合併症の恐れがあります。  風しん/合併症の例 風しん脳炎が、3−5千人に1人起こります。 風しんが治って数週間後に、血が止まらなくなる血小板減少性紫斑病が起こることがあります。

 

副反応

接種後1週間くらいで熱が出る子が5~20%くらいいます。ふつうは1~2日でおさまるので心配はいりません。けいれんなど変わった症状が見られたら、それがワクチンによるものかどうかは別としてすみやかに医療機関を受診してください。
MRワクチンは2種類のワクチンを混合していますが、単独の麻しんワクチン、風しんワクチンに比べて熱などの副作用が強いことはありません。

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不活化ポリオワクチン(単独)

ワクチン名 ポリオワクチン
内容 小児麻痺、急性灰白脊髄炎
対象年齢 初回:生後3ヶ月~7歳6ヶ月まで3~8週間隔で3回3回目の約1年後(6か月後から接種可能)に4回目を接種
接種回数 4回
接種方法 皮下
接種場所 医院

2012年9月から注射の不活化ポリオワクチンが定期接種ワクチンに導入されました。

ワクチン接種で予防できる病気

ポリオ(小児まひ、急性灰白脊髄炎)

接種時期と接種回数

4回目の接種は定期接種の対象外です。効果と安全が確認された時点で定期接種となる見込みです。

お勧めの受け方

生ポリオ、不活化ポリオ、三種混合ワクチンのいずれかを1回でも接種している場合は、原則として不活化ポリオワクチン(単独)を接種します。生ポリオワクチンと不活化ポリオワクチンの合計が4回になるように接種します。ただし、生ポリオワクチンをすでに2回接種している場合には不活化ポリオワクチンは接種しません。
接種方法が変更になる場合がありますので、自治体や最新情報をご確認ください。

ワクチン接種のポイント

四種混合や三種混合ワクチンやそれ以外のワクチンとも同時接種ができます。接種方法についてはかかりつけ医と相談して決めましょう。

ワクチンの効果と安全性

まれに発熱や接種したところが赤くなったり腫れたりすることがあります。
ワクチンの製造過程でウイルスの病原性(毒性)を完全になくしていますので、ワクチンによる小児まひの心配はまったくありません。

不活化ポリオワクチンによる健康被害救済

個人輸入の不活化ポリオワクチンの場合、接種によって引き起こされた副反応により重い健康被害が生じても、予防接種法や独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく給付を受けることはできません。
2012年9月1日からは定期接種となりますので、万一の場合でも予防接種法による健康被害救済措置が受けられます。

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三種混合(DPT)ワクチン

ワクチン名 三種混合ワクチン
内容 ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)
対象年齢 生後3ヶ月~7歳6ヶ月
接種回数 追加1回を含め4回
具体的には 接種回数 接種時期
1~3回 前回接種から3~8週間隔
追加1回 3回目の接種から12~18ヵ月後
接種方法 皮下
接種場所 医院

ジフテリア(D)

口の中や、のどの奥に異常が発生する場合が多く、発熱やおう吐、頭痛、咳などにはじまり、悪化すると呼吸困難となります。犬の鳴き声のような咳が出るなど特徴的な症状がみられます。

百日せき(P)

百日せきは、子どもがかかりやすく、かかると症状が重くなりやすい感染症です。特に年齢が低いと重症化しやすいので、生後3か月になったら、かかる可能性が低いBCGやポリオより優先させ、できるだけ早く受けましょう。接種したところが赤く腫れたり、しこりになったりする場合があり、回数を重ねるごとに腫れることが少し多くなりますが、ほとんどは問題になるほどまでにはなりません。まれに腕全体が腫れたりしますが、その時は受診を。

破傷風(T)

破傷風は、破傷風菌によって感染する病気です。破傷風菌は世界中の土の中に広く分布し、おもに傷口についた土などから感染します。傷口に木片や砂利などの異物が残っていると、破傷風は発病しやすくなります。 潜伏期間は通常3日~3週間で、平均4~7日ごろから、口を開けにくい、首筋が張る、寝汗をかくなどの症状があらわれます。しだいに手足にも、この異常感覚が広がり、この時点で診断が遅れたり、抗毒素が注射されなければ、腹部を突き出すように全身を弓なりにけいれん(後弓反張)させて、約7 割が死に至ります。

 

副反応

接種したところが赤くはれたり、しこりになったりする場合があります。回数を重ねるごとにはれることが少し多くなりますが、ほとんどは問題になるほどまでにはなりません。
まれに腕全体がはれたりしますが、その時はかかりつけ医を受診してください。

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BCGワクチン

ワクチン名 BCGワクチン
内容 結核
対象年齢 生後12ヶ月未満(名古屋市の場合)
接種回数 1回
接種方法 スタンプ方式
接種場所 保健所

BCGワクチンは結核( 結核菌による髄膜炎や肺結核を防ぐため)の予防のためのワクチンです。注意点として、 先天性免疫不全症の赤ちゃんには接種できませんが、診断がつけにくいこともあり、生後3か月未満での接種はおすすめできません。

コッホ現象 接種後受けたところの針跡が3—10日以内に赤く腫れてうんできたら、接種前から結核に感染していた可能性があります。数日以内にワクチン接種をした機関に連絡してください。 これは、ワクチン接種による副作用ではありません。

 

お勧めの受け方

結核菌による髄膜炎や全身性の結核を防ぐために流行している低開発国では生まれてすぐに接種しますが、年齢が低いと副作用も大きくなります。また、生まれつき免疫がたいへん弱い先天性免疫不全症の赤ちゃんには接種できません。先天性免疫不全症の診断がつけにくいこともあり、生後3か月未満での接種はおすすめできません。ただし、5か月末までに受けないと以後は任意接種の扱いになり、費用も自己負担になるので5か月末までに受けましょう。現在は、赤ちゃんの結核はたいへん少ないので、できれば流行している百日せきの予防のため四種混合(DPT-IPV)または三種混合(DPT)ワクチンを2回受けた後の生後4か月半ごろが最適です。

ワクチン接種のポイント

現在、赤ちゃんの結核はたいへん少ないので、BCG接種のために、ヒブ、小児用肺炎球菌、三種混合(DPT)などの接種が遅れないようにしてください。個別接種なら他のワクチンとの同時接種ができますが、集団接種の場合はスケジュールを調整しなければなりません。集団接種の場合は、ヒブ、小児用肺炎球菌、三種混合(DPT)を2回以上受けた後の接種をおすすめします。定期接種で受けられる期間が生後5か月まで(6か月未満)と短いため、受け忘れのないように注意しましょう。
ポリオワクチンと重なった時は、BCGを優先して受けてください。また、結核患者さんが多い地域ではBCGを3か月から強く勧めることもありますので、かかりつけ医とよくご相談ください。

ワクチンの効果と安全性

細い9本の針を皮膚に押しつけるスタンプ方式の予防接種です。接種部位が乾くまで、さわらないようにしましょう。以前行われていたツベルクリン反応は、現在は行われていません。

副反応

ふつうは2~3週間後にぽつぽつとはれてきてうみが出ることもありますが、数か月で自然に治ります。塗り薬や張り薬はつけないようにします。
1%以下ですが、接種して1~2か月してから脇の下のリンパ節がはれてくることがあります。また、先天性免疫不全症の子どもに接種した場合は菌が全身に広がることもあります。

コッホ現象

接種後受けたところの針跡が3~10日以内にたいへん赤くはれてうんできたら、接種前から結核に感染していた可能性があります。これは、ワクチン接種による副作用ではありません。結核にかかっている可能性があるので、あわてずに数日以内にワクチン接種をした機関を受診してください。

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