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二種混合ワクチン

ワクチン名 2種混合(DT)ワクチン
内容 ジフテリア(D)、破傷風(T)
対象年齢 11歳~12歳頃
接種回数 1回
接種方法 皮下
接種場所 医院

ジフテリア(D)

口の中や、のどの奥に異常が発生する場合が多く、発熱やおう吐、頭痛、咳などにはじまり、悪化すると呼吸困難となります。犬の鳴き声のような咳が出るなど特徴的な症状がみられます。

破傷風(T)

破傷風は、破傷風菌によって感染する病気です。破傷風菌は世界中の土の中に広く分布し、おもに傷口についた土などから感染します。傷口に木片や砂利などの異物が残っていると、破傷風は発病しやすくなります。 潜伏期間は通常3日~3週間で、平均4~7日ごろから、口を開けにくい、首筋が張る、寝汗をかくなどの症状があらわれます。しだいに手足にも、この異常感覚が広がり、この時点で診断が遅れたり、抗毒素が注射されなければ、腹部を突き出すように全身を弓なりにけいれん(後弓反張)させて、約7 割が死に至ります。

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2012年10月10日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:任意摂取

ロタウイルスワクチン

下記参照

ワクチン名 ロタウイルスワクチン
内容 ロタウイルス感染症
対象年齢  下記参照
接種回数
接種方法 皮下
接種場所 医院

現在、世界ではロタウイルス感染症を予防するワクチンとして、ロタリックス(GSK社)、ロタテック(MSD社)の2種類を使用しています。日本では、ロタリックスが2011年11月に、ロタテックが2012年7月に発売になりました。

ワクチン接種で予防できる病気

ロタウイルス感染症(嘔吐・下痢を起こすロタウイルス胃腸炎と脳炎などの重い合併症)

接種時期と接種回数

生後6週から接種できますが、ほかのワクチンとの同時接種を考えて、生後2か月からが最適です。ワクチンの種類によって2回または3回接種します。どちらも接種できる期間が決められていて、これがほかのワクチンと異なる点です。これは、腸重積症(腸閉塞の一種)が起こりにくい低い年齢で接種するのが目的です。

ロタリックス(1価ワクチン):4週間隔で2回接種します。遅くとも生後20週(140日)までに1回目、生後24週(168日)までに接種を完了します。生後24週以降は接種することができません。

ロタテック(5価ワクチン):4週間隔で3回接種します。遅くとも生後24週(168日)までに1回目、そして3回目は生後32週(224日)までに接種を完了します。生後32週以降は接種することができません。

お勧めの受け方

ロタリックス(1価ワクチン)もロタテック(5価ワクチン)も、生後6週から接種をはじめることができます。しかし、ヒブや小児用肺炎球菌などの接種が遅れないようにするために、初回接種は生後2か月になってからすぐに、ヒブ・小児用肺炎球菌・B型肝炎との同時接種がおすすめです。それができない場合でも、初回接種は遅くとも生後3か月半過ぎ(生後14週6日)までには始めましょう。
接種できる期間がとても短い(ロタリックスは生後24週までに2回、ロタテックは生後32週までに3回の接種を完了しなければならない)ので、お子さんが生まれたらできるだけ早めにかかりつけの小児科医と相談して、接種スケジュールを立てておきましょう。

ワクチン接種のポイント

ロタウイルスワクチンは飲むタイプの生ワクチンのため、接種後に4週間以上間隔をあけなければ次のワクチンを接種できません。0歳児はほかにも接種が必要なワクチンが多数ありますので、同時接種で受けることが重要です。生後2か月になったらすぐにヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎ワクチンなどと同時接種で受けることをおすすめします。

ワクチンの効果と安全性

2つのワクチンともに、ロタウイルスによる嘔吐下痢症を防いだり、軽くしたりして、点滴や入院が必要になるほどの重症例を約90%減らします。結果として、脳炎などの重い合併症も防ぎます。

ロタウイルスには多くの種類(型)があります。ウイルスの種類が異なると、できる免疫が異なり、免疫ができても弱いこともあります。5歳頃までに少なくとも1回はかかりますが、その後も何回かかかることがあります。

ロタリックス(1価ワクチン)は、一番流行して重症化しやすい1種類のロタウイルスを弱毒化したワクチンです。交差免疫*によってほかの種類のロタウイルスにも有効であることがわかっています。ロタテック(5価ワクチン)は、一番流行して重症化しやすいウイルスを含む5種類のロタウイルスを弱毒化したワクチンです。このように成分が異なりますが、今のところ両方のワクチンともにほぼ同じ良い効果を示しています。
安全性は世界中で多くの調査が行われており、極めて高いものです。そのためにWHO(世界保健機関)は2009年6月に、ロタウイルスワクチンを子どもの最重要ワクチンの一つに指定しました。そして世界中の全ての子どもが使用するようにと指示しました。

現在は使用されていませんが、いわば「初代」のロタウイルスワクチン(ロタシールド)は接種後の腸重積**症発生増加のため発売中止になりましたが、現在のワクチン(ロタテック・ロタリックス)では、接種時期を守ることで、欧米では問題なく安全に接種されています。決められた期間内に接種を完了できるようかかりつけの医師とご相談ください。

*交差免疫:ワクチンに含まれているウイルスに対する免疫を獲得することで、タイプの似ているほかのウイルスにも予防効果を示すこと。

**腸重積症:子どもに多い病気で、腸が腸の中に折り重なるように入り込み、腸閉塞を起こします。多くは、原因は不明です。いちごゼリー状の血便、5~10分おきに不機嫌で顔色が悪くなるなどの症状が見られ、救急外来受診が必要です。

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HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がんなどの予防ワクチン)

平成25年6月時点で、副作用の問題もあり名古屋市では積極的には接種を推奨しないことになりました。

ワクチン名 HPV(子宮頸がん予防)ワクチン
内容 子宮頸がん
対象年齢 10歳以上の女子
接種回数 3回
接種間隔 ※1期 サーバリックス 11歳で初回接種初回接種の1か月後に2回目

初回接種の6か月後に3回目を接種します。

ガーダシル 11歳で接種初回接種の2か月後に2回目

初回接種の6か月後に3回目を接種します。

接種方法 筋肉
接種場所 医院

日本で使用されている子宮頸がんなどのヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンは、サーバリックス(GSK社)とガーダシル(MSD社)の2種類があり、いずれも女性に接種します。日本では、サーバリックスが2008年12月に、ガーダシルが2011年8月に発売となりました。

子宮頸がんの原因とされる、HPV(ヒトパピローマ)ウイルスとは、皮膚や粘膜に存在する、ごくありふれたウイルスです。100種類ほど存在し、15種類ほどが「発がん性 HPV」と呼ばれています。その中でも、HPV16型・18型は子宮頸がんから多く見つかるタイプです。発がん性HPVは主に性交渉によって感染し、感染しても多くの場合、感染は一時的でウイルスは自然に排除されます。しかし、排除されなかった一部のウイルスの感染が長い間続くと、子宮頸がんを発症することがあります。 子宮頸がん予防ワクチンとは、HPV16型・18型の感染を防ぐワクチンです。HPVは性交渉によって感染するので、一度も性交渉をしていない状態で接種することが望ましい。 ※ワクチン接種を行っても、子宮頸がんの発症を完全に予防する事は出来ないので、婦人科などでの検診を受診されることをおすすめします。 接種後、かゆみ、注射部分の痛み・腫れ、胃腸症状(吐き気、嘔吐、下痢、腹痛など)、筋肉の痛み、関節の痛み、頭痛、疲労などがある場合があります。

ワクチン接種で予防できる病気

サーバリックス:子宮頸がんなどを起こすヒトパピローマウイルス16,18型感染症
ガーダシル:子宮頸がんなどを起こすヒトパピローマウイルス16,18型感染症、尖圭(せんけい)コンジローマなどを起こすヒトパピローマウイルス6,11型感染症

接種時期と接種回数

9~10歳から女性が接種できますが、推奨年齢は11~14歳です。1~2か月の間隔をあけて2回目、初回接種の6か後に3回目を接種します。
ヒトパピローマウイルス感染症を予防するワクチンには、サーバリックスとガーダシルがあります。ワクチンにより接種スケジュールと成分が異なりますので、初回に接種したワクチンと同じ種類のワクチンを必要回数受けることが必要です。
※推奨年齢以上の女性でも感染を予防するうえでワクチンの接種は有効です。詳しくは、産婦人科医とご相談ください。ただしこのワクチンを接種しても、すべての子宮頸がんを予防できるわけではないので、ワクチンを接種していた場合でも安心せずに子宮がん検診を受けることが極めて大切です。

ワクチン接種の効果と安全性

いずれのワクチンもワクチンに含まれているタイプのヒトパピローマウイルス感染症を防ぎ、子宮頸がんなどの発病を予防します。子宮頸がんを引き起こすウイルスには多くの型があり、できる免疫が弱いので、一度だけでなく何回かかかることもあります。ワクチンの種類によって効果のあるウイルスの型が異なり予防できるVPDが異なります。
サーバリックス(2価ワクチン)は子宮頸がんの原因ウイルスの2つの型に効果があり、ガーダシル(4価ワクチン)はさらに尖圭(せんけい)コンジローマの原因ウイルスの2つが追加され4つの型に効果があります。両ワクチンともに、効果は20年くらい続くと予想されており、追加接種は不要と考えられています。本当にそうかどうかは、日本より7~8年前からワクチン接種をはじめた欧米の結果を参考にすることができます。いずれにしても、ワクチンに含まれていないタイプのウイルスによる子宮頸がんもありますので、必ず子宮がん検診を受けてください。検診を受ける率は、欧米では約80%ですが、日本ではなんと約20%とたいへん低いのが問題です。ワクチンを受けた方でも20歳過ぎたらすべての女性は子宮がん検診を受けることが大切です。

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みずぼうそうワクチン(水痘ワクチン)

ワクチン名 みずぼうそうワクチン
内容 みずぼうそう
対象年齢 1歳以上/未罹患者(かかってない方)
接種回数 1回
接種方法 皮下
接種場所 医院

ワクチンを受ける方が少なく、伝染力も強いので、たいへん流行しています。軽く済むと思われがちですが、死亡者を含めて重症になる場合もあります。

みずぼうそうとは、ふつう2─3週間の潜伏期の後に、熱が出て、体に虫さされのような赤い斑点が出てきます。1日くらいでそれが水ぶくれになって、全身に広がります。強いかゆみもあります。熱は数日でおさまって、水ぶくれの所も黒いかさぶたがつくようになり、7日くらいでおさまります。ただし、熱が出ない場合もあれば、高熱が続く場合もあります。

お勧めの受け方

1歳になったらMR(麻しん風しん混合)ワクチンの次にできるだけ早く受けましょう。MRワクチンやおたふくかぜワクチンと同時接種もできます。地域で流行していなくても、かかりやすいので1歳でMRワクチン、おたふくかぜワクチンと同時接種が可能です。保育園に入園するなどでかかりやすい時は、1歳前でも接種することがあります。
1回接種した人でも、接種後約3か月たったら2回目を接種するのがおすすめです。
感染力が強いにもかかわらず、ワクチンの接種を受ける子どもが少ないために、たいへん流行しています。みずぼうそう(水痘)にかかりはじめの人と接触して2、3日以内に接種するとかからなかったり、かかっても軽くすんだりします。それでも流行してから接種した場合では、間に合わないことが多いものです。
1歳になったらできるだけ早く接種しましょう。

ワクチン接種のポイント

1回目:地域の流行状況によってMRワクチンやおたふくかぜワクチンとの接種順序や同時接種についてかかりつけの小児科医に相談してみましょう。同時接種なら別々に受けるより早く免疫をつけられます。
2回目:1回接種ではみずぼうそうにかかることが少なくないので(でも、かかっても非常に軽くすみますが)、ワクチンの効果を確実にするためにも2回接種をおすすめします。

ワクチンの効果と安全性

副反応はほとんどないワクチンですが、1回だけの接種では数年以内に約20~50%の人が発症します。ワクチンを接種していると、多くの場合、接種しないで自然感染するよりも軽くすみ、水疱のあとも残りにくくなります。

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おたふくかぜワクチン

ワクチン名 おたふくワクチン
内容 おたふくかぜ
対象年齢 1歳以上/未罹患者(かかってない方)
接種回数 1回
接種方法 皮下
接種場所 医院

接種時期と接種回数

1歳から接種できます。1回目の数年後に2回目を受けるのがしっかりと免疫をつけるために必要です。世界では、2回接種がおたふくかぜワクチンの標準的な受け方です。

お勧めの受け方

1歳になったらMR(麻しん風しん混合)ワクチンの次にできるだけ早く受けましょう。地域で流行している時や、保育園に入園するなどでかかりやすい時は、1歳前でも接種することがあります。
1回接種した人でも、3~5年たったら2回目を接種するのがおすすめです。

ワクチン接種のポイント

1回目:地域の流行状況によってMRワクチンやみずぼうそうワクチンとの接種順序や同時接種についてかかりつけ医に相談しましょう。同時接種なら確実です。
2回目:ほかのワクチンと同時接種で受けられます。早く病気に対する免疫力を獲得するためにも同時接種は有効です。

ワクチンの効果と安全性

接種して2~3週間後に熱が出たり、耳下腺がはれたりすることがまれにありますが、自然に治ります。
数千人に1人の割合で、無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)になることがあります。これは、接種後16日前後で、発熱や嘔吐、不機嫌が続いたら受診してください。ただし、無菌性髄膜炎の発生率は接種しないで自然感染(100人に1~2人)するよりもずっと低く、重症にもなりにくいものです。またたいへんまれですが、ワクチンでも脳炎を起こすことがあることが最近分かりました。ワクチンの価値はあくまでも自然にかかったときとの比較です。自然のおたふくかぜの脳炎(毎年約30人)に比べて、まれで、症状も軽いので、ワクチン接種が勧められます。

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小児用肺炎球菌ワクチン

ワクチン名 小児用肺炎球菌ワクチン
内容 肺炎球菌感染症
対象年齢 生後二ヶ月目以降できるだけ早く
接種回数 初回接種時期により異なる
具体的には 初回接種の時期 接種回数 2回目以降のスケジュール
生後2ヶ月~6ヶ月 4回 2回目:1回目から4週間隔

3回目:2回目から4週間隔

4回目:生後12ヶ月~15ヶ月(3回目から60日以上の間隔が必要)

生後7ヶ月~1歳未満 3回 2回目:1回目から4週間隔

3回目:生後12ヶ月以降(2回目から60日以上の間隔が必要)

生後12ヶ月~24ヶ月 2回 2回目:1回目から60日以降
生後24ヶ月~9歳以下 1回
接種方法 皮下
接種場所 医院

 

 

ワクチン接種のポイント

小児肺炎球菌ワクチンは世界の100カ国以上で承認され、すでに45カ国で定期接種に導入されているワクチンです。ヒブワクチンと同時接種をすることで、細菌性髄膜炎予防に非常に有効です。極めて安全性が高く、効果が高いワクチンですので、一日も早い定期接種化が望まれます。このワクチンもWHO(世界保健機関)が最重要ワクチンの一つとして、低開発国を含めてすべての国で、国の定期接種にすべきだと勧告しているものです。病気が重いだけでなく、早期診断が難しいので、受けられる年齢になったらすぐに接種します。

肺炎球菌感染症とは、特に2歳以下の子供で、脳を包む膜に菌がつくと細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)を引き起こす場合があります。この菌による髄膜炎は、年間200人位、肺炎が12,000人位発生し、他にも、重い中耳炎や肺炎、菌血症や敗血症を起こします。早期診断は難しく、その後にけいれんや意識障害が始まってきます。診断がついても、抗菌薬が効かない耐性菌が多く、治療は困難です。ヒブ髄膜炎に比べて、死亡と後遺症の比率が少し高くなります。亡くなる方が10%前後、後遺症率は30-40%くらいです。 肺炎を起こした場合も、ウイルス性肺炎と異なって、大変重症です。中耳炎の場合でも、耐性菌が多いので、重症で治りにくくなります。重症になると、後遺症として、発達・知能・運動障害などの他、難聴(聴力障害)が起こることがあります。

 

ワクチンの効果と安全性

小児肺炎球菌ワクチンは世界の約100カ国以上で承認され、すでに50カ国で定期接種に導入されているワクチンですので、安全性と効果は実証済みです。ヒブワクチンと同時接種をすることで、細菌性髄膜炎予防に非常に有効です。極めて安全性が高く、効果が高いワクチンですので、定期接種化が望まれます。病気が重いだけでなく、早期診断が難しいうえに、治療のための抗生物質(抗菌薬)が効かない菌が増えてますので、受けられる年齢になったらすぐに接種します。
接種後に、受けた子どもの約10%に38度以上の熱が出ます。ほとんどは何もしないでも、1日で治まりますが、顔色や機嫌が悪い場合は受診してください。また接種したところが赤くなったり、しこりができることもあります。
早く免疫をつけて、こわいVPDから子どもを確実に守るために同時接種は欠かすことのできないものです。同時接種が安全であることは、世界の何億以上の子どもたちが受けてきていることからも、世界の常識であり、日本でも確認されています。接種年齢になっていれば、何本でも受けられます。米国では、生後2か月の時は6種類も受けています。

小児用肺炎球菌ワクチンの高齢者への予防効果

小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)は、子どもの肺炎球菌感染症の予防だけでなく、間接的な効果として、高齢者の肺炎球菌感染症予防に効果的なことがわかっています。多くの子どもにこのプレベナーを接種すると、肺炎球菌感染症の感染機会が減少し、結果的に高齢者の重い肺炎球菌感染症(主に肺炎)が減ります。 そのために、WHOも子どもでのプレベナーの接種率を上げることを推奨しています。
また、米国では子どもだけでなく成人にも、プレベナーの改良型(現在のワクチンを、7種類から13種類の肺炎球菌に効果を増やしたもの:PCV13)が発売になっています。日本では治験をしているところです。

注意:高齢者の肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)は、この小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー:PCV)とは全く違うものです。

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ヒブワクチン

ワクチン名 hib(ヒブ)ワクチン
内容 細菌性髄膜炎
対象年齢 生後二ヶ月目以降できるだけ早く
接種回数 初回接種時期により異なる
具体的には 初回接種の時期 接種回数 2回目以降のスケジュール
生後2ヶ月~6ヶ月 4回 2回目:初回から4週間隔3回目:2回目から4週間隔4回目:生後12ヶ月~15ヶ月
生後7ヶ月~1歳未満 3回 2回目:1回目から4週間隔3回目:生後12ヶ月以降※2回目から60日以上の間隔が必要
生後12ヶ月~5歳 1回
接種方法 皮下
接種場所 医院
※追加接種の時期は、CDC(米国疾病予防管理センター)の提唱する「Catch upschedule」に基づいています。また、日本小児科学会も同様の時期を推奨しています。

髄膜炎とは脳や脊髄を包んでいる髄膜に細菌やウイルスが感染して起こる病気で、発症すると治療を受けても約5%(日本で年間約30人)の乳幼児が死亡し、約25%(日本で年間約150人)に知能障害などの発育障害や聴力障害などの後遺症が残ります。近年、治療に必要な抗生物質が効かない耐性菌も増加しており、発症後の治療は困難と言われています。 細菌性髄膜炎による日本の患者数は年間で少なくとも600人、5歳になるまでに2000人に1人の乳幼児がHib髄膜炎にかかっています。細菌性髄膜炎を引き起こす細菌はいくつかありますが、原因の半分以上がHibと呼ばれる細菌(Haemophilus influenzae_b型)です。

お勧めの受け方

生後2か月から小児用肺炎球菌ワクチンとセットで同時接種で受けましょう。0歳児はほかにも接種が必要なワクチンが多数ありますので、同時接種で受けることが重要です。生後2か月になったら小児用肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎ワクチンなどと同時接種で受けることをおすすめします。
生後6か月以降の赤ちゃんに、ヒブによる細菌性髄膜炎が増えてきます。それまでに必要な免疫をつけておくために、生後2か月から、初回3回を6か月までに受けるようにしましょう。また、1歳代に追加接種を受けませんと、効果が長続きしません。細菌性髄膜炎はかかった子供の半数以上が0歳の赤ちゃんです。必要接種回数が減る1歳まで待つことはおすすめできません。必ず生後2か月過ぎから、スケジュール通りに受けてください。
ヒブワクチンはWHO(世界保健機関)が最重要ワクチンの一つとして、すべての国で、国の定期接種にすべきだと勧告しているものです。日本では、今後、定期接種となる見込みですがそれをまたずに接種してください。

ワクチン接種のポイント

病気が重いだけでなく早期診断が難しいうえに、抗生物質(抗菌薬)が効かないこともあります。生後6か月以降からかかる赤ちゃんが増えますので、『生後2か月のお誕生日』がきたら、すぐに接種します。小児用肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎ワクチンなどとの同時接種がおすすめです。生後2か月で小児用肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎ワクチンと同時接種で開始して、3か月からはこれら3つのワクチンに四種混合(または三種混合とポリオ)を加えて1本の飲むワクチンを含む4種類(または5種類)の同時接種がおすすめです。遅くとも6か月までに最初の3回接種が終わると早く抗体(免疫)ができるので、より望ましいです。

2010年末から公費助成が始まりました。ヒブワクチンの予診票(接種券)の受け取り方を自治体に確認し、生後2か月から接種できるように準備しておきましょう。

ワクチンの効果と安全性

この病気の多かった米国では皆がワクチンを受けるので、かかる子どもはワクチン使用前の1%以下になっています。
接種したところが赤くはれたり、しこりになったりする場合があります。頻度は三種混合(DPT)ワクチンよりも少し多いですが、はれの程度は同じくらいです。

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B型肝炎ワクチン

ワクチン名 B型肝炎ワクチン
内容 B型肝炎
対象年齢 生後2か月(生後すぐでも可)
接種回数 3回
具体的には 母子感染の予防の場合/生後2,3,5ヶ月 

通常予防の場合/4週間隔で2回、その後、20~24週後に3回目

接種方法 皮下
接種場所 医院

まず、B型肝炎ウイルスに感染していないか(していたか)どうか、ウイルスの有無と抗体の有無を確認します。 同時に肝臓や腎臓の血液検査をおこないます。 通常、これらの検査結果が出るまでに1週間程度かかります。血液検査で、ウイルスも抗体も持っておらず(陰性)で、肝臓や腎臓の機能にも問題がない場合、ワクチンを接種することになります。 ※B型肝炎ワクチンを接種しても、8年程度で半数以上の人は血液検査で抗体が陰性となるとの報告があります。このため、国によってはワクチン接種数年後に、再度1度のみワクチン追加接種をしているところもあります。

B型肝炎とは、B型肝炎やC型肝炎はウイルス性肝炎です。ウイルス性肝炎とは、肝炎(HBV)ウイルスに感染して、肝臓の細胞が壊れていく病気です。本来肝臓は再生能力が高く、例えば手術でその半分以上を切り取っても元の大きさまで再生できるほど丈夫な臓器ですが、この病気になると徐々に肝臓の機能が失われていき、肝臓の働きが悪くなります。主な肝炎ウイルスにはA型、B型、C型、D型、E型の5種類がありますが、一般的に、十分なウイルス不活性化・除去処理がされていない血液凝固因子製剤の投与により感染する可能性があるものは、B型及びC型肝炎ウイルスとされています。感染経路として以下のものが考えられます。
● 他人と注射器を共用して覚せい剤、麻薬等を注射した場合

● HBV感染者が使った注射器・注射針を、適切な消毒などをしないでくり返して使用した場合

● HBV感染者からの輸血、臓器移植等を受けた場合

● HBVに感染者の血液が付着した針を誤って刺した場合

● HBV感染者と性交渉をもった場合

● HBV感染者の血液が付着したカミソリや歯ブラシを使用した場合

● HBVに感染している母親から生まれた子に対して、適切な母子感染防止策を講じなかった場合

お勧めの受け方

B型肝炎は母子感染(垂直感染)や輸血だけでなく、知らない間にかかることも多いVPDなので、WHO(世界保健機関)では、世界中の子どもたちに対して生まれたらすぐにこのワクチンを国の定期接種として接種するように指示し、ほとんどの国で定期接種になっています。日本ではかかる確率は低いとされてきましたが、よく調査をすると毎年大人を含めて2万人以上がかかっていると推定されています。そのために日本でも、全員接種が望まれます。今後、定期接種になる見込みですが、定期化を待って接種時期を遅らせないでください。
日本では妊婦がB型肝炎キャリアかどうかの検査をしていますので、母子感染(垂直感染)の心配がない子どもは必ずしも、生後すぐに接種する必要はありません。3才未満で感染すると慢性化しやすくなりますが、できるだけ早く接種すれば免疫もでき易く、将来の肝臓がんを予防できます。
ワクチンは生後すぐから受けられますが、通常は生後1~2か月から接種を始めるのがおすすめです。十分な免疫を獲得するには2回目まででは不十分で、3回目の接種が大事です。
また、ワクチンの効果は10~20年前後とされています。10~15歳頃に追加接種をすることが望まれます。女児は11歳頃に、HPVワクチンとの同時接種もすすめられます。

ワクチン接種のポイント

生後2か月で受けるヒブ、小児用肺炎球菌、ロタワクチンとの同時接種ができます。
たいへん重要なVPDですので、お子さんの年齢にかかわらず、ワクチン接種がまだの方はできるだけ早く受けましょう。

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