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かかったかどうか、治ったかどうか、病院で検査した方がいいの?

10年ほど前から鼻の奥から綿棒でとった鼻水を用いた
インフルエンザの迅速検査が医療現場で
用いられるようになりました。
この迅速検査は15分程度で
結果がでますので受診して
その日に結果が分かるという意味では
便利な検査です。
では、この迅速検査の精度は
どうなのでしょうか?
インフルエンザ迅速検査の結果の解釈
(インフルエンザ流行期に
インフルエンザらしい症状のある
患者に検査した場合)
★陽性→ほぼ確実にインフルエンザと診断できます。
※陰性→何ともいえない(インフルエンザの可能性は残る)
※インフルエンザと別の病気が同時に起きる場合や、
 インフルエンザに肺炎や脳症などを
 併発している場合もあるので問診、診察は必ず行います。
専門的な説明になりますが、
米国疾病管理予防センター
(Centers for Disease Control
and Prevention:CDC)のインフルエンザ治療の
ガイドラインには迅速検査の感度
(インフルエンザ患者が検査を受けた時に
結果が陽性になる確率)は20~70%と記載されています。
大まかには約半分といったところでしょうか。
これに対して特異度
(インフルエンザにかかっていない患者が
検査を受けた時に結果が陰性になる確率)は
90%以上と良好です。
このようなインフルエンザ迅速検査の特性を考えると、
重症の患者や特殊な状況を除いて、
一度「陰性」だった患者が、迅速検査の再検査を求めて
連日病院を受診する意義は乏しいと思います
(もう一度調べて「陰性」であっても
やはりインフルエンザの可能性は残ります)。
 一方で、「患者の周囲でインフルエンザが流行していて、
なおかつ先に挙げたようなインフルエンザらしい症状があれば
それ以上特別な検査を行わなくても79%の確率で
インフルエンザと診断できる」という報告もありますので、
インフルエンザの迅速検査は医師が
その必要性が高いと考えたときのみに行われます。

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