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冬季うつ病の原因

秋から冬にかけて、食事量が増えて睡眠時間が
長くなるというのは、何かに似ていませんか?
クマなどの冬眠する動物の行動と同じですね。
そのため、冬季うつ病が起こるメカニズムは、
日照時間が短くなることに関係があるのではないか、
と考えられています。
冬季うつ病が注目されたのは、冬の昼が短い北欧に
患者さんが多いため。緯度が高い地域へ引っ越すと
冬季うつ病になりやすく、逆に緯度が低い地域へ
旅行すると症状がなくなることが知られています。
わが国でも、南の地方に比べて北日本では、
うつ病患者全体に占める冬季うつ病の割合が高いことが、
全国53の大学病院の調査で分かっています。
また、冬に晴れる日が少ない地方に引っ越したり、
日当たりの悪い住居や窓のない職場への異動がきっかけに
症状が出ることもあります。
冬季うつ病の患者さんの場合、生体リズムが遅い時間に
ずれているのが特徴。
健康な人に比べて、体温が最も低くなる時刻や
睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンが分泌され始める時刻が、
2時間半も遅れています。
また、朝目覚めるころに増えてくる副腎皮質ホルモン・
コルチゾールの分泌リズムも、2時間遅れています。
健常者は、夏と冬とでメラトニン分泌時間の長さに
差がありませんが、冬季うつ病の患者さんは、
夏より冬のほうが長くなっています。
このことから、冬季うつ病では昼の時間が短くなることに
生体が過敏に反応していると考えられています。

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