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メタボリックシンドロームの治療 その3

メタボリックシンドロームの治療のポイントは、
糖尿病、高血圧、高脂血症など
個々の病態を治療するのではなく、
共通の基盤である内臓脂肪を減少させることです。
幸い、内臓脂肪は皮下脂肪と違って減少するのが速いので、
少しの減量で削減効果が期待できます。
そのため、標準体重をめざす大幅な減量は必要とせず、
現体重またはウエスト周囲径のマイナス5%程度を目標に、
3~6カ月かけて緩やかな減量を継続させます。
◆薬物療法◆
今のところ、内臓脂肪そのものを減らす薬はありません。
食事療法、運動療法を主とした生活改善を3~6カ月行っても、
高血糖、高血圧、高中性脂肪血症が改善されない場合は、
個々の病態に対しての薬物療法が行われます。
基本的な薬剤は、内臓脂肪の蓄積に伴う
インスリン抵抗性を改善する薬が使われます。
高血糖に対してはチアゾリジン誘導体、
高中性脂肪血症に対してはフィブラート系薬剤、
高血圧に対してはアンジオテンシンII受容体拮抗薬
(ARB)などが有効です。
なかでも、チアゾリジン誘導体は
アディポネクチンを上げる作用があるので、
今後、低アディポネクチン血症の治療に期待されます。
※禁煙
内臓脂肪型肥満では、喫煙者の割合が
多いという特徴があります。
喫煙は、動脈硬化性疾患の危険性をいっそう高めるので、
すべてのケースで禁煙が必要です。

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